大切なモノ…

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長峰 誠side 「この馬鹿!」 昨日の事を親友の慎吾に話したら怒鳴られてしまった… いきなり、馬鹿はないのではないかい? 「だって~…困ってたみたいだったし…」 うーん…と言いながら理由を話した 「あれ、お袋さんからのプレゼントの傘だったんだろ?」 「うん、そーだけど… でも、お母さんも多分そーしてたと思うし…だから良いんだ」 笑いながら答える 「ハァー… 全くお人好しも程々にしとけよ! じゃねーとお前が損しまくる事になるぜ」 ため息をつきながら頭をクシャってしてくる 「それでも良いよ… 損得での人間付き合いなんて、なんか寂しいじゃん…」 真剣に言ったつもりだが 「このやろう!」 と再び髪をワシャワシャとしてくる 何で自分の周りは髪を撫でてくる人が多いんだろう…
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