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「どうわぁぁぁぁぁ!!?」
後ろから「待てごラぁ!!」とか聞こえるけど、俺は構わず疾走した。
いきなり騒いで悪いな、実は俺不幸体質ってやつなんだ。
さっき、日々の不幸からくる苛立ちを空き缶に乗せて投げたら、あの不良集団の1人にヒットしちまってな…。
「だぁ!もう!!なんで俺ばっかこんな目に!!!」
小汚い路地やら狭い道を通ってなんとか逃げきろうとしてみるけど
「しつけぇんだよ!!悪かったって言ってんだろぉ!!?」
そして、俺はとうとう行き止まりに追い詰められた。
どっかのイ○ジンブレーカー
じゃねぇけど、不幸だ…。
数分後、道端に転がるのは生気の抜けたボロボロの俺。
アニメや漫画だったら謎の美少女が助けてくれたり、謎の退魔師が助けてくれるんだけど…
俺にはそんな事は有り得ない。
もうそういう展開は諦めているさ。
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