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【レビュー】
僕はこの作品にかなり影響を与えられています。
とにかくこの作品は最悪なシチュエーションが多いです。ヤクザやAV企画とかからはじまり、唯一ある時代ものの話も性病がテーマ、学園ものの話は思春期特有の歪みのない変態話のオンパレードです。そしてラストは四話連続でテレクラ嬢の日常が舞台。
目を背けたくなるような悲しいシチュエーションばかりです。しかし、そんな舞台での小さい光明を描くのに長けてます。これは才能だとおもいます。
絵はびっくりするくらい下手です。キャラの描き分けはできていません。しかし、その下手さも物語のテイストに作用している絶妙なバランスです。
講談社版と太田出版版があり、後者には未収録作品があります。太田出版版の『究極タイガーボンバーナイツ』はかなりおすすめです。
とにかく類をみない作家。若くしての逝去が惜しまれます。
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