19人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
【レビュー】
この作品のテーマは「倫理」。
命の尊さという、唱えられすぎて形骸化したテーマに真っ向から向き合い、それに付随する法律や宗教、社会のあり方を表現しきった作品だと思います。
宗教をもたない日本に生まれた作者の冷静な視点が生んだ怪作と言っていいでしょう。
噂ですが、何百人という一般市民が惨殺されるんですが一人一人の設定を考えているらしいです。すげー。
24時間テレビで感動してるくらいならこれよんだほうが地球について考えられます。そんな一冊です。
ただ、プロローグが長すぎる感じですね。最初の10話くらいわけがわからないですね。
そこさえのりこえたらウロコこぼし放題。
最初のコメントを投稿しよう!