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それからも度々、火野は仁に会いに来ていた
そしてある日仁は再び学校の廊下で氷室に出会った
「よう、仁」
「氷室……」
「おいおい、先輩だぜ?一応さんくらいつけろよ」
笑いながら氷室は言う
「氷室…………さん」
「えらい素直だな、そういや【神威】入りの件、少しは考えてくれたか?」
「氷室さん、俺は…「【仁義】はやめとけ」
氷室は仁の言葉を遮って続ける
「火野がお前のとこによく行ってるのは俺の耳にも入っている、だが【仁義】はやめとけ、兵隊として使われてそれまでさ」
仁は黙り込む
「ま、ぼちぼち考えてくれ俺は待ってるぜ」
そういい氷室は颯爽と去って行った
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