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「親父を知ってんのか!?ってか親父が皇国だったなんて初めて聞いたぞ」
「君の親父さんは皇国の血塗られた争いの歴史の中に生きた一人だからね、なかなか君の親父さんも忘れられない生徒だったよ」
校長が笑って言う
「それに君はその学ランを受け継いだんだね、神谷君はやはり君に辰巳君の学ランを渡したか。」
校長が仁の学ランを見て言う
「やっぱなんかあんのか?この学ラン」
仁が学ランをつまんで言う
「別に何があるってわけじゃないさ、ただそれは『最強の証明』って呼ばれてるよ、皇国に伝統的に伝わってるものさ」
「だからこんなボロボロなんだな」
仁が言う
「そろそろ新しくしたほうがいいんだけどね、まぁ飛び抜けて歴代より強い子が現れないと無理だろうねぇ」
校長が笑いながら言う
「じゃあ俺が新しくしてやるよ」
仁が自信満々に言う
「ほっほっほ、まだ早い早い。君じゃまだまだ無理だね、とりあえず今は自分を磨くことだけ考えなさい。」
校長は笑ってそう言うとゆっくりと去っていった
「校長が言う言葉かよ」
そう言うと笑いながら仁もその場をあとにした
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