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次の日、四天王の学ランを受け継ぎながらも未だ【仁義】と行動を共にしない男、藤もようやく学校へ来ていた
すると校庭の真ん中を通って校舎へ向かっていたところ、5人の男たちに囲まれた
「何?君たち、僕は眠いんだ。早く裏庭でゆっくり寝たいんだけど」
「あんたが四天王の証を持っときながら【仁義】入りしてない藤ってやつだな。あんたをぶっ飛ばしてここでの株を上げてやるぜ!!」
そう一人の男が言うと
隠していた短い鉄パイプで一斉に殴りかかった
『全部は…避けきれないな』
藤がそう思い、受ける体制を取った
すると殴りかかろうとした男の一人が吹っ飛んだ
「お前ら…何やってんだ?」
男をぶっ飛ばした者、それは古河だった
「あんたは…四天王の古河!!ヤバい、逃げるぞ!」
そう言うと男たちは倒れた者も連れて足早に去っていった
「別に助けてくれなんか言ってないよ」
藤が古河を見て言う
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