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「別にお前を助けたわけじゃねぇ、それにほっといたらお前あいつら半殺しにしてたろ」
古河が藤を見て言う
「それは仕掛ける奴が悪いだろ」
「まぁ違ぇねぇな、ってかどうする気だ?聞いた話じゃ他校のその学ランを狙ったやつらからも狙われてるって話だ」
古河が眉間にしわを寄せて言う
「全部蹴散らすまでさ」
藤が言い放ち、校舎の方へ歩いていく
「まったく、勝手な奴だな。あいつの存在は俺たちには必要なんだけどな」
古河が藤の後ろ姿を見ながらいう
古河は実は仁から藤が他校から狙われることをわかっていて古河に藤を気にかけとくように言っていた
火野も「あいつは必ずうちに必要になる」と言っていたため、古河はかなり藤を気にかけていた
『憂いたってしょうがねぇか…そういや一年はどうなってんのかな』
そんなことを考え、古河は校舎を見ていた
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