『仁義』と『神威』

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仁は夜中、目を覚ました 「火野さん!火野さん!!」 氷室は消え、そこには火野が傷だらけで横たわっていた 「今すぐ病院連れてくから!」 仁は火野を病院に連れて行った、火野は思ったより外傷はひどかったが命に別状はなかった その日はすぐ家に帰り 仁は一人自責の念にかられていた 『俺がはっきりしていればこんなことは起きなかったのに…』 次の日から、仁は少しおかしくなった、誰かれかまわず喧嘩を売り、古河の制止さえ聞かなかった 「仁!!こんなことしても何にもなんねぇーぞ!おい仁!!」 古河の言葉は届かない 仁はある日の夕方、ある公園にいた 仁が桜町に引っ越して見つけた夕陽がキレイに見える場所だった そこへ皇国の学ランを来た生徒が五人 一人はボスのようであとの四人は舎弟のようだった
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