自由を

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そのころ、裏庭のタイマンは藤が優勢のまま進んでいた 藤が瀬川を前蹴りで吹き飛ばす 「まだやるの?」 瀬川を見下ろして言う 「……はっはっはっはっ。…あんたやっぱ強いな。燃えてきた、まだまだ付き合ってもらうぜ…」 瀬川が自分の口元の血を拭って言う 『こいつ…ただ喧嘩楽しんでるじゃないか』 藤は心の中で言う 瀬川が殴りかかる だが藤がかわす、そして藤が逆に右拳を瀬川の顔面にねじ込む 瀬川が後退する、しかし藤の腹部にも痛みが走る 「…何をした」 藤が腹をおさえ怪訝そうな顔をして言う 「ちょっと前に食らった技をパクったから具体的なことは知らねーけど、けっこう効くぜ」 そう言い瀬川は構え直す
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