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火野の目が元に戻り、火野が手を離す
「チッ、胸くそ悪ぃぜ」
火野がつぶやく
「じゃあ…じゃあ俺はどうすりゃいいんだ。俺は上手く物伝えらんねぇから仲間も増えねぇし敵ばっか増えてく、信じられるもんなんか拳しかねぇんだ…」
相田が自分の拳を見て言う
「知るか、んなもん。
ただ…周りに信頼してほしけりゃ、まずてめぇから信頼するこったな。
お前に足りねぇのは人を信頼することだ
あとは戦う意味を見つけろ、お前の拳はただの暴力だ」
火野が相田に向かって言う
「あんたは…なんのために戦ってんだ?」
相田が火野に言う
「さぁ…なんだろな。皇国を、守るためかもな、今は」
「そうか…」
「ったく、じゃあ俺はもう行くぞ、じゃあな、一年坊。なんかあったらいつでも来い、コーヒーくらいならおごってやる」
そう火野は言い、屋上から出て行った
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