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桜も散り、校内でのちょっとした揉め事は絶えないがすっかり落ち着いた皇国
そんな皇国で暇でしょうがない男がいた
「おい、暇だな」
「知らないよ、僕は寝てるから暇じゃない」
「ったく…ツレねぇなぁ」
裏庭で暇でしょうがない仁は珍しく藤と一緒にいた
すると一人の男が二人に近づいてきた
「珍しいな、お前らが二人でいてるなんて」
「こいつが勝手にいてるだけだよ」
近づいてきた男は火野だった
「仁、暇か?」
火野が仁を見て言う
「暇っすけど…なんすか?」
仁が聞く
「たまには仕事しねぇとな…」
火野はそう言うと不敵に笑った
仁はめんどくさい予感がしてならなかった
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