『仁義』と『神威』

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倒れた仙石に、仁は手を差し伸べた 「おい、やるなデカ物、楽しかったぜ。お前のおかげで大事なことが見つかった」 「誰がデカ物だ、俺の名は、『仙石 晃次』だ」 そんな二人を見ていた男がいた、古河である、心配した古河が仁の様子を見にきたのだった 「心配させやがって、まぁにしても仁が仙石さんとねぇ」 そう言い古河はニヤっと笑った  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 仁は仙石との対決から一週間後、火野の病院にいた ドアをノックする、どうぞ、と声が聞こえた 「失礼します」 「おぉ仁!よく来たな、フルーツ食うか?」 「いや、いらねぇ。今日はあんたに『答』をつげに来た」 火野は真剣な顔つきになる 「俺は、【仁義】にも【神威】にも入らねぇ!そんでもって2つとも潰して俺がテッペンを取る!」 「んで手始めに俺は【仁義】に宣戦布告する!! 火野が口を開いた 「そっか、俺は薄々そんな気がしてたよ、まぁ神谷さんにボコられて終いだろ」 「うるせぇ、ぜってぇ吠え面かかしてやる」 仁は笑っていた  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 後日、同じことをバッタリ会った氷室にも伝えた 氷室は残念そうにし 「それ相応の覚悟はしとけよ、仁」 とだけ言った 仁が見つけた『答』それは『自分らしく生きる』ということだった、2つの大組織の狭間で仁はそれを失っていたが、仙石との対決でそれを思い出したのだ そしてこれから激動の皇国内戦争が勃発する…
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