一年トリオVS【仁義】

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決戦の日 この日は雨が降っていた 放課後、仁と古河は教室を出て屋上へ向かった 途中二人はある男と出会う 「おい、お前ら」 声をかけてきた男それは仙石であった 「お前ら、【仁義】んとこ行くんだろ」 あぁと仁は短く答える 「俺も連れてけ、力、貸してやるよ」 「仙石さんが人の下につくなんてねぇ」 「うるせぇよ古河ぁ、てめぇも人のこた言えねーだろ」 「知り合いかてめぇら」 「仙石さんは俺の中学で対立してた中学の頭でな、昔一度世話になったことがあるから敬語なんだ」 「ってことは火野さんの後輩なのか」 仁が言い、続ける 「まぁいいか、とりあえず行くか三人で」 こうして一年トリオは階段を上っていく そしてついに屋上への扉の前に立つ それぞれの思いをかかえ、仁たちの挑戦が始まろうとしていた
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