『仁』

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2010年、4月 ここは桜町、数多くのヤンキー高、族が存在する超ヤンキー密集地帯である そしてここは『皇国高校』 桜町トップクラスの強さを誇るヤンキー高である そんな皇国は本日、入学式であった ――――『皇国体育館』 体育館の中はすでに乱闘状態 そんな状況を2人の男が眺めていた 「今年もイキのいい一年が揃ったもんだな、火野」 「そうっすね、鬼さん、今年も楽しめそうっすよ」 鬼と火野、二人の男が笑いながら乱闘を見ているといきなり壇上からでかい音がした 体育館が静まり返る 壇上には一人の男が立っていた 男は言う 「おめぇら入学式くらい大人しくできねぇのか!!」 その男は凄い迫力であった、一気に黙り込む新入生 「やればできんじゃねぇか、あぁ自己紹介がまだだったな。俺は皇国の頭張ってる神谷 臣ってもんだ。よろしくな!!」 男、神谷は続ける 「てめぇらここのテッペン取りてぇなら俺を倒すこったな、俺は大体屋上にいる、いつでも会いに来い、歓迎するぜ」 新入生は固まっている、ビビっていたわけではない、ただこの神谷という男の威圧感は凄まじいものだった そんな中、一人の男が叫んだ 「おい、ふざけんじゃねぇぞ!てめー!」
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