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再び古河が射程圏内に入る
麻生が拳を繰り出す
しかしまた前に古河はいない
再び後ろから飛んでくる拳を麻生はかろうじてよける
『龍はなんらかの方法で俺の死角に入り込んでいる、理由はわかんねぇがとにかく…』
「悪いな、龍。マジで行くぜ」
そう言い、麻生は古河にローキックをした、古河の足が止まるそして肘を鳩尾に入れる。古河が完全に止まる。そして一瞬で後ろに周り込み、バックドロップをきめた。
古河は、意識を失った
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しばらくして古河が目を覚ます
隣に麻生がいた、
『ここは、保健室?』
「よう、目ぇ覚めたか」
麻生が声をかける
「俺は、負けたんすね…」
古河は肩を落とす
「龍、お前は強くなった。ただ…背負ってるもんの重さがちげえ」
そう言い、麻生は着ている学ランの内側を見せた
そこには大きな龍の刺繍がしてあり、すさまじい存在感を放っていた
「この学ランはな、【仁義四天王】に代々受け継がれてきたもんでな、先代たちの意志、皇国トップの誇りが込められている。だから俺はこれを着てる以上簡単に負けることは許されねぇ」
「俺は…」
「今は何も言うな、寝てろ。直に鬼と臣も終わる」
そう言われ、古河は大人しく寝た
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