一年トリオVS【仁義】

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かれこれ⑩分は殴り合っていただろう すると仁がついに倒れた しかしまだ立ち上がる 神谷は思った 『これ以上は殺してしまうかもしれない』 しかし仁の闘志は消えていない 『次で意識を刈り取る!』 神谷は決めた、そして構える 仁はもう立っているのもやっとのはずだった しかし笑っている それは強がりではなかった、仁は純粋に喧嘩を楽しんでいた 『もうあと一発くらいだな…』 仁も自分の限界をわかっていた、しかしその上で最後の一発を放つため拳を強く握る そして二人同時にかける ほぼ同時に拳を放つ 拳が肉体に当たる音がする 拳を当てたのは…神谷であった 仁の右ストレートに合わせカウンター一閃、顎をピンポイントに狙った完璧な一撃だった 仁の体が崩れ落ちた 神谷の体もそこそこダメージを負っていた、その神谷は気絶した仁を担ぎ部屋を出て行った
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