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かれこれ⑩分は殴り合っていただろう
すると仁がついに倒れた
しかしまだ立ち上がる
神谷は思った
『これ以上は殺してしまうかもしれない』
しかし仁の闘志は消えていない
『次で意識を刈り取る!』
神谷は決めた、そして構える
仁はもう立っているのもやっとのはずだった
しかし笑っている
それは強がりではなかった、仁は純粋に喧嘩を楽しんでいた
『もうあと一発くらいだな…』
仁も自分の限界をわかっていた、しかしその上で最後の一発を放つため拳を強く握る
そして二人同時にかける
ほぼ同時に拳を放つ
拳が肉体に当たる音がする
拳を当てたのは…神谷であった
仁の右ストレートに合わせカウンター一閃、顎をピンポイントに狙った完璧な一撃だった
仁の体が崩れ落ちた
神谷の体もそこそこダメージを負っていた、その神谷は気絶した仁を担ぎ部屋を出て行った
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