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青年はふいに手を離し、ズボンの中から何やら怪しい物を取り出した。
手榴弾・・・に似ていた。
キュポ、という音と共にフタがはずれる。そして、青年はそれを先程の場所に向かって投げた。
派手な音と共に爆発し、白い煙を辺りに撒いた。
「ぐわあああ!なんだ、これ!目がいてえ!」
男が怯んだ隙に二人は逃げた。
如月はふと、青年の頭上を見た。
先程の男と同じ赤いアイコンだった。
(なんなのよこれ!一体なにがどうなってるの!)
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