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正直、如月は何も知らないので聞きたいことが山ほどあったがここで話をしているとまた襲われかねない。
如月は立ち上がり、言った。
「もう行こ、ここ危ないし」
「休まなくていいの?」
「落ち着ける場所で話がしたいの。あたし、まだ短いけど一応この街に住んでるからこの辺りの道にはそれなりに詳しいの」
「住んでる・・・ここに?」
どうやら、神村は如月の事情を知らないようだ。正直、先程の男と同じアイコンの色をしているので少し不安だが・・・この青年からは如月が知りたい情報を引き出せそうなので、目的は達成できそうだ。
「案内するから、一緒に来て。ね?」
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