曖妹メランコリー

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『夏奈ー!起きなさーい!!』 『んー…あと5分…』 『何言ってるの!遅刻するわよ!!』 『……はぁい』 遅くまで考え事をしていた事を後悔しつつも、眠い目をこすってなんとか体を起こし、支度をした。 学校の帰り道…― 『じゃぁね、夏奈!また月曜日にね!』 学校が終わって結子と下校した。今日もいつもどおりの半日だった。 途中で結子と別れ、一人でトボトボ歩いていた。 (明日はイヴか…) ふと、クリスマスの存在が頭に浮かんだ。 すると、また昨日のように心臓がむずがゆくなってきて、またグルグル考えるのはバカらしく思えてきたので、もう何も考えないようにした。 .
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