砕原 柊斗 『さいはら しゅうと』

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まさか陽菜様と一緒に登校するという大イベントが来るとは…… もう少しぐらい髪いじってきたほうが良かったかな? ん? そういえば…… 「ねぇ、湊様」 「その様って呼ぶのやめてよ恥ずかしい~」 「あの……いつもこの時間に登校してんの?」 「うん。そうだよ~」 「へ、へえ、そうなんだ……。毎朝随分早いんだね」 「そうでもないよ? 気持ちいいしね!」 「誰かと一緒に学校へ行くこととかってないの?」 「今一緒にいるじゃ~ん」 「ま、まさか……この御方、友達いないの……?」 「むぅ……そんなことないし!」 プンプン、と頬を膨らませる。 やばい……かわいすぎ。 そうだよな……。 こんなに優しくてかわいいんだから友達がいないわけ無いよな。 だとしたら……か、彼氏とかいたりすんのかな?。
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