砕原 柊斗 『さいはら しゅうと』

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「な~に言ってんだか。いるわけないよ。彼氏なんて」 「ふぇっ!? な、なにが!?」 この娘、人の心が読めるのか!? ばかな、そんなはずは―― 「え? いや、全部声に出ちゃってるから……」 恥ずかしす\(^o^)/ 「でも、ざんね~ん。今はそーゆーのは募集してませーんよ!」 は、はは……。 ちょっと早とちりしすぎたかな……? 「――みんな、私の事なんて忘れていっちゃうしね」 ……え? その声は、あまりに小さすぎて聞き取るには非常に困難だったが、今確かに「忘れる」って言ったような……?
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