一話

2/5
前へ
/5ページ
次へ
とある大陸の王国、そのなかの商業が盛んな街〔ブエニス〕は首都には劣るが人の声があちこちから聞こえてくる。 特に三番街のメインストリートは活気に溢れているが、路地裏に入るとそこはメインストリートの賑わいが遠くに聞こえてくるような静かさであった。 その静かな路地裏にある店から一人の青年が眠たそうに出てきた。 青年「あ~~さ~~だ~~。 よし、布団に帰ろう」 背伸びし終わった青年は閉店と書かれた札をひっくり返し、多分開店と書かれた方を表にして店に帰っていった。 朝日が路地裏の店に降り注ぎ、青年の店の看板が見えてきた。 店名は[僕んち]、今日ものんびり開店です。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加