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太陽が街の真上にきてメインストリートがいつも通りの賑わいを見せている頃、路地裏にある店[僕んち]に三人の客がいた。
重装備の男「ポーションとエーテルを五個ずつ頼む」
青年「うん、ポーション一個50イェンでエーテル一個70イェンだから合計600イェンね。 ん……丁度だね、まいど」
ポーションとエーテルを受け取って、鞄に入れた重装備の男は青年に尋ねた。
重装備の男「すまないが、この辺に武器屋と防具屋は無いか? こいつの装備を揃えたいのだが」
そう言って重装備の男は横の少年を指差した。
少年「あ、ありがとうございます! この恩は……」
少年が話終わる前にどこからかグゥ~と大きな音が響いた。 青年は少年の腹を見ていたが、重装備の男と少年はローブを着ている女性を呆れたように見た。
重装備の男「イーア、さっき食べただろう? まだ食いたいのか」
イーア「ごめんなさゴードン、まだ足りないの」
少年「イーアさん、そんなに食べたら太ひっ」
イーアは少年の顔すれすれにナイフを投げ、少年の肌にうっすらと血をにじませた。
ゴードン「イーア何をしている! それにポールお前も余計な事を言うからだ! すまない、修繕費を払うので許してはもらえないか?」
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