一話

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太陽が街の真上にきてメインストリートがいつも通りの賑わいを見せている頃、路地裏にある店[僕んち]に三人の客がいた。 重装備の男「ポーションとエーテルを五個ずつ頼む」 青年「うん、ポーション一個50イェンでエーテル一個70イェンだから合計600イェンね。 ん……丁度だね、まいど」 ポーションとエーテルを受け取って、鞄に入れた重装備の男は青年に尋ねた。 重装備の男「すまないが、この辺に武器屋と防具屋は無いか? こいつの装備を揃えたいのだが」 そう言って重装備の男は横の少年を指差した。 少年「あ、ありがとうございます! この恩は……」 少年が話終わる前にどこからかグゥ~と大きな音が響いた。 青年は少年の腹を見ていたが、重装備の男と少年はローブを着ている女性を呆れたように見た。 重装備の男「イーア、さっき食べただろう? まだ食いたいのか」 イーア「ごめんなさゴードン、まだ足りないの」 少年「イーアさん、そんなに食べたら太ひっ」 イーアは少年の顔すれすれにナイフを投げ、少年の肌にうっすらと血をにじませた。 ゴードン「イーア何をしている! それにポールお前も余計な事を言うからだ! すまない、修繕費を払うので許してはもらえないか?」
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