一話

4/5
前へ
/5ページ
次へ
ゴードンが気まずそうにしている中、青年はニコニコと笑いながら「仲がいいんですね」と言い、壁にくっついているように見えるナイフを取り、イーアに「次からは気を付けて下さいね」と言って渡した。 その様子を目を点にして見ていたポールは、クワッと目を見開き壁とイーアのナイフを交互に見た。 ポール「あれっ? あれっ? イーアさんのナイフが刺さってませんでしたよね……あれっ!?」 しばらくそれが続いたため、イーアに頭を殴られ、ポールは頭から血を流してうずくまった。 それを青年は苦笑いで見ながら、バッテン状の白い物を張った。 ゴードン「すまない、見苦しいものを見せて。 今日は武器屋と防具屋にいくのは無理そうだ」 青年「そうですね、 明日行く方がいいと思います」 ゴードンはポールを担ぎ上げて店から出る寸前に後ろから「武器屋と防具屋は店を出て右に行くとあります」と言われたのに対して「ありがとう」と返して店から出た。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加