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「……お前って
変わってるな」
「んーよく言われる」ニコ
にこやかに微笑んでるお兄さん
「あっ濡れタオル持ってくるから
ちょっと待っててね」
お兄さんは立ち上がり
リビングから出ていった
お兄さんが出ていって
数秒後にソファに置いてあった
携帯がブゥゥゥと鳴った
俺のはこっちだから
お兄さんのだよね
チラッと携帯を見ると
着信 祐
ゆう?って読むのかな?
ゆたかって読むのかな?
でも着信だし
教えた方がいいかな
「おにーさん!!」
「ん?どうしたの?」
痛い身体を我慢して
ちょっと急ぎ足で
リビングのドアを開けた
「着信」
んっとお兄さんに
携帯を差し出した
「あ、ありがとう暦君」
お兄さんはタオルを
持ってない方の手で
携帯を受け取り電話に出た
「もしもし?
どうしたの祐?」
あっゆたかって読むんだ
わかってちょっとスッキリした
「んー今日はやめとくよ
またね明日ね祐」
電話が終わり
お兄さんは携帯を閉じた
「それじゃあ体拭こっか」ニコ
「自分でやる」
「ん?じゃあ拭くね?」
お兄さん人の話を聞いてたのかな?
自分でやるって言ってんのに
まあ、いいや
僕は大人しくお兄さんに
身体を拭かれた
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