――祈る肋骨――

《共寝》君の心臓をまもる骨の形その曲線を確かめるように指でなぞった腕の中にあるうちからそのぬくもりがいつか喪われる事を恐れるくらい大切だと思ってた君が教えて呉れた、ウィッシュボーン君の骨を砕いて占う未来に光なんか見えるはずがなかったのにどんな言葉より想いよりぬくもりより幸せよりそのかなしみを、僕は選んだ。

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