第二章

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いきなり、好きです言葉に斎藤様は、頬をほんのりと赤らめて目を泳がせる。 「そ、そんなこと...///今さら言われると...困るのだが...」 「斎藤様...私の傍に居てくれますよね?」 私は、頬を赤らめている斎藤様に小さな声で言った。 正直な言葉だった。 最近、斎藤様と居られる幸せからか、どうしてか...そんな不安がたまに押し寄せてくるのだ。 斎藤様...傍に居るって言ってくれるよね? 斎藤様は、驚いた顔をして私を見つめていた。 そんな斎藤様は、何も言わないで優しく私を抱き寄せる。 「当たり前のことを聞くな...」 「...!?ありがと...」 私は、斎藤様の腕の中で呟くと目を瞑る。 やっぱり、斎藤様の腕の中が一番落ち着く...。 私は、キュッと斎藤様の着物を握り締めた。 だけど...私の心は、まだグルグルと不安が募っているのを感じていた。 「...おやすみ、琥珀」 頭の上から優しい声が聞こえた。  
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