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忘れるためにあなたを傷つけた。嫌いになってほしかった。
だめなんだよ、忘れれないんだよ。
あなたの苦しむ顔見てたら、なんてひどいことしたんだろうって気づけた。
忘れるためにひとを傷つける。
そんなことがいいわけないのにね。
後ろ姿を見てたら
自分でも知らなかったくらい好きだって思った。
もう好きじゃないってそう思いたかったのに、ふいに肩がぶつかった。
・・・心がいたいよ。
不思議な感覚だった。
その瞬間、好きなんだなって思ったんだ。
忘れようとした長い時間と
好きと思った一瞬
その一瞬に負けたんだ。
時間の長さなんて関係ないんだね。
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