1.思い出

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忘れるためにあなたを傷つけた。嫌いになってほしかった。 だめなんだよ、忘れれないんだよ。 あなたの苦しむ顔見てたら、なんてひどいことしたんだろうって気づけた。 忘れるためにひとを傷つける。 そんなことがいいわけないのにね。 後ろ姿を見てたら 自分でも知らなかったくらい好きだって思った。 もう好きじゃないってそう思いたかったのに、ふいに肩がぶつかった。 ・・・心がいたいよ。 不思議な感覚だった。 その瞬間、好きなんだなって思ったんだ。 忘れようとした長い時間と 好きと思った一瞬 その一瞬に負けたんだ。 時間の長さなんて関係ないんだね。
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