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それから俺は凛月と共に教室に戻ったが、もうHRは始まっており、遅刻扱いになってしまった。
「えー明日から挨拶習慣が始まる。みんな……」
長々と先生の話が始まった。
「たくっ。曉のせいで、遅刻になったじゃない!」
「はぁーん?凛月が追いかけて来たからだろ?……セカイン!!」
「あんたがパンツ見るとか言ってるからでしょ!」
「いって…このやろっ」
「ほら!そこ!静かに!」
「何だ?また夫婦喧嘩か?」
「宗寺院も夜空もお似合いだよなぁー」
「いいなぁー」
先生に注意された後、クラスメイトに冷やかされる。
「ふ、夫婦!?//」
「はぁ…」
凛月はあんなんだし…
否定するのもめんどいし黙っとくか。
あれから
普通にHRが終わり、授業が始まった。
数学とかまじつまんね…
「曉ー?」
「何だ?」
直人が話しかけてきた。
「夜空さんと関係はどこまでいったの?」
「え?普通に幼なじみじゃないの?」
「あーあー。曉はもうちょっと敏感になろーねー。そんなんじゃ夜空さん頑張りすぎて、パンクしちゃうねw」
「は?そうなの?」
凛月は何か頑張ってるのか…
「凛月!」
「なに?」
「頑張れよ!……」
「??」
「おい!直人何をだ?」
「曉をー!」
「俺?」
「ちょっと滑ぷ君//」
「まぁいいや頑張れよ!」
そうそう凛月は直人の事を滑ぷ君と呼ぶ。
滑川だからだろうな。
そんな事を考えていると、授業の終わりを告げるチャイムがなった。
「はーい!じゃ今日はここまで。」
「起立。礼ー」
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