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あの後一人で帰り、凛月についていろいろ考えていた。
「何で先に帰ったんだろな…」
本当に凛月が最近解らない。
とりあえず仲直りというか話し聞きに行くか。
俺は隣の凛月の家へと、足を運んだ。
「はーい。」
「あの宗寺院ですけど。」
インターホンから聞こえて来た声に、返事をする。
「あら!曉君!ちょっと待って!」
「はい。」
「はいどうぞ」
中から出てきたのは
凛月の母親。
「おじゃまします。」
「はーい」
「あの!凛月は…?」
「部屋にいるわよ?喧嘩でもしたの?」
「いえ…喧嘩では無いんですけど……何というかよく解らないんです。」
「ふーん。ま、部屋に行って仲直りしてらっしゃい。」
階段を上り部屋の前まで来た俺。
「とりあえずノックしてみるか…」
ドアをノックし待つ。
「ご飯ならいらない。」
「え?」
こいつ俺が来たことまだ気づいてないのか?
「早く下に降りてきなさい。ご飯とっくに出来てるわよ!」
↑
裏声の俺w
「いらないってば!」
「ドア開けなさい!」
「やだ。」
「お…あーあー……お母さん知らないからね?」
「曉?」
あるぇぇ?
「曉君?来てないわよ?」
「嘘だ。曉何でしょ?」
「ち、違うって。」
「ほら。お母さんそんな言葉使いしないもん。」
ばれた…
「良いから開けて?話があるんだ。」
「やだ。ばか。鈍男」
「んー……どうしても?」
「どうしても。」
もぅ!なんなんだ!
「セールスでーす。今回は…」
「いりません。」
ちっ
「回覧板ですわよ奥様!」
「そこに置いといて下さい。」
くそっ
「宗寺院 曉ですー。凛月さんに会いに来ました!」
「…」
あれ?
「どうぞ//」
「え?、おう」
なんだか
解らんがあっさり入れてくれた。
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