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考え込んでて気付かなかったけどもう少しで家の前だった
妃芽))なんでもないよ!じゃぁね!
ﾀﾞｯ
ｶﾞﾁｬﾝｯ
鳳くんの顔が見れずに
私は家に駆け込んだ
妃芽))ﾊｧﾊｧ.ごめんね｡鳳くん
それから私は鳳くんをなんとなく避けるようになった
いつもは私が部活が終わるのを待って一緒にかえってたけど私が待たないから一緒に帰ることなどなくて
クラスが離れてるから顔を合わすこともない
放課後――…in教室
私は窓から鳳くんがいるﾃﾆｽｺｰﾄを見ていた
学校に残る用事があるわけじゃないけど
鳳くんの姿がみれるのは放課後のこの時間だけだから
いつまでも引き摺って鳳くんの優しさに甘えて別れを切り出せずにいる私は本当に卑怯者だよね
でも鳳くんが大好き過ぎるから…
別れたくないよ…
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