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蒼穹は全力疾走で 待ち合わせの信号機を目指していた
ここで蒼穹の事を少しだけお話しよう
背格好は小柄なゆえに
スポーツは人並みな蒼穹ではあるが
学業に至っては、学内でトップクラスの頭脳を持ち 来年からの進学も札幌の進学校を目指していた
と
ここまで聞くと
性格は悪いのか・・・と高ビー的な印象を持たれる方もいると思われるが
両親が愛情を注いで育てたせいか
素直な性格で 少しおとなしいのが玉にきずだが
どこにでもいる普通の女の子である
学校での彼女は というと
前述したように
幼児体型
いわゆる『ロリ系』である
その体系ゆえに
周りから妹のように慕われ(ちょっかいとも言う)
蒼穹本人も人見知りもしない明るい性格だったため、誰とでも仲良くなれる素質もあり、蒼穹への印象は良かった
ただ悲しいかな
その体系ゆえ
男子からの恋愛対象にならず
いまだに恋愛経験は『ゼロ』である
そうこうナレーションが熱くなっているうちに
蒼穹は目的地に近づいた
「蒼穹~ 遅いってば~!!」
「雫っ!!ごめんごめんっ!!
ハぁっ ハぁっ・・・
お待たせしましたぁ~」
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