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「もぉっ 困った子ね!」
蒼穹を母親のような口調でたしなめて待っていたのは
『栗原 雫』という
小学校の頃からの幼馴染だ
小柄な蒼穹とは対照的に
雫の身長は160センチを超え
成長期だけあって
胸もふっくらと育ち
抜群のプロポーションを兼ね揃えていた
頭脳も明晰で、高校も蒼穹が目指す進学高校を余裕でパス出来るほど
さらにスポーツ万能もオマケ付きで
脚力は道内の陸上競技会では常にトップを維持していた
整った顔立ちは 多少目元がキリッと切れ長で
その性格は NoはNo!と言うほどのハッキリとした性格
付け加えれば学級委員長も務めるほどで当然人望も厚く
その見目麗しい容姿は 男子のハートを虜にしていた
当然 蒼穹も雫にあこがれる一人ではあるが・・・
この雫 少々問題がある
「今日で2回目っしょ!蒼穹!」
「ごめんなさぁい・・・」
素直に謝る蒼穹だが
「蒼穹ぃ~
あともう1回遅刻したら・・・
お姉ちゃんが・・・
アニメっ子にしちゃうサ・・・ウヒヒひひっ」
「いやぁぁぁぁ~
マジで ごめんなさい・・・」
実は彼女・・・2次元オタクなのである
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