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「雫 とにかくさ
横浜駅で解散になったら ソッコーでアニメイトに走ろっ!
それなら 後続が来るまでの間 充分に堪能できるし
早く用事が済ませれば みんなの居る中華街に合流する事もできるしさ・・・」
そんなナイスアドバイスをしたにも関わらず 雫は口を尖らせ
「早く用事は済まないよぉ~
時間いっぱいまで居たいのよぉ~」
何のキャラクターだか不明だが 頭脳明晰・容姿端麗にはよほど似合わない『駄々っ子』ぶりを見せる雫
「行けるだけ我慢しなさい 雫!
行ったときに目移りして何も得られなかった ってことにならない様に 今のうちに趣味レート(シュミレート)しておいた方がいいんじゃない?」
いつもは雫から妹的扱いをされている蒼穹が 今日ばかりは主導権を握っており 少しばかり気分のいい蒼穹であった
「はぁい・・・
じゃあ ココで趣味レーションして良い?」
「しょうがないなぁ・・・
晩御飯までには帰るのよっ!」
雫が蒼穹のパソでアニメイトのネット検索をしながら趣味レーションをしている間
蒼穹はある準備を進めていた
しばらくすると雫は
「よっし!! 趣味レーション終了!
蒼穹ぃ~!ん?」
趣味レーションに夢中で回りが見えなかった雫が 改めて周りを見てみると
「なして・・・こんなに目覚まし時計置いてるんさ?」
「あ・・・いぇ・・・お寝坊しないように・・・と」
マズいところを見られた
と バツの悪そうな蒼穹を見た雫の顔は・・・子悪魔の顔へと変貌し
「うっひゃひゃ~!!
没収しちゃる~!!!
ソチは寝坊してコスプレする運命なのじゃ~!!!」
雫が帰ってから準備するべきだった
と後悔する蒼穹であった
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