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チャイムがなる。
「クスクス。口裂け女なんてばっかみたい。」
そういい残して席についた女は優奈。
「ホントにいたらどうすんの!!」
「そんなのありえな~いってばぁ。」
「こら!!おしゃべりは止めなさい!」
チョークが動く音が教室にこだまする。
「ホントにいる訳ないのに。」
「ホントにいるのにね…」
────────────
「待って。」
『何でしょう?優那様。まだ話の途中ですよ。』
ふっ…と笑う。
「アナタ。何をしたいの?
優那という私の名前と同じ名前を主人公にするなんて。
気味悪いから止めなさい。」
なんだ…そこか…
ツマラナい。ツマラナいよゆぅな…
『すいませんでした。しかし、ここにかかれているので…』
と本に書いてる名前を指差す。
優那は小さな舌打ちをする。
「早く話してよ。時間ないのっ!」
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