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初めてキミ(アナタ)に会った満月の夜
月に照らされるキミを(アナタを)見たときに、
僕は(私は)キミを(アナタを)
好きになっていたのかもしれない
「今日は月が綺麗だね 一くん」
「あぁ そうだな」
「ここまで綺麗だと少し不気味だね 今日は何かありそうだ」
『満月 か…』
今日は仕事もないいつも家ばかり居ても暇だから久々に外に出てみたが
『出て来たはいいけど…嫌な予感がする…帰るか』
俺の予感はよく当たる。
この前も変な感じがしたから仕事の依頼を断ったら 案の定依頼人が次の日に殺された
そんなことを考えていると前から新撰組らしき羽織りを着ている男達が現せた。
どうせ夜の巡察だろう っと思い隣を抜けて行こうと思ったその時
「血をくれ」
は? 血?
「血…血をよこせ!!」
何を言ってるんだ?こいつらは…
「血ぃぃー血をぉー」
そう言いながら俺の方に刀を向け突然襲い掛かってきた
『ちっ 予感的中かよ』
襲い掛かってきた奴らを死なない程度に切る。
ザシュッ
確かに斬った。斬ったはずなのに
「ギャハハハハ 血ぃー血をよこせぇ!」
『しつけぇんだよ!』
ザシュッ
斬っても斬ってもそいつらは襲い掛かってきた。
『何で治んだよ!お前は神牙じゃねぇはずだ!神牙は血を喰らうような悪趣味な一族じゃねぇ! 一体てめぇらは何者だ!』
「血ぃー!!」
『話しになんねぇ』
問いに答えるなら殺すつもりはなかった。
だかこいつら 話しになんねぇ 血しか言いやがらねぇ
グシャ
ブシャー俺は仕方なく首を撥ねる。
さすがに首が無くなったら動かなくなった。
「血だー ギャハハハハ」
『うぇ 共食いかよ 吐き気がする』
俺が斬った死体に群がるように他の奴らが血を啜る。
すると一人の奴が
「お前の血もよこせぇぇぇ!!」
また襲い掛かってきた。
『嫌だね』
面倒になったもう全員殺してしまえ そう思った。
残りの奴らを全て殺した。
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