―-箱―-

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朝だ。 現在、8時10分…… 学校のS.H.R.は8時30分からだ。 今から走って学校に向かえば、何とかなる時間だが…… 「遅刻ダーーーー!!」 俺は、取りあえず急いで着替えて、アパートの扉を勢いよく開ける…… はずだった。 「痛って~、何でこんなときに限って扉が開かねえんだよ!」 いつもなら、すんなり開くはずの扉が途中で止まり、俺は思いっきり頭をぶつけてしまった。 何が引っ掛かっているかを確かめる為に、俺は顔を除かせる。 そこには、狭い通路を遮る程の大きな箱があった。 「何だ? これ?」 俺は、いろいろと気になる事が沢山あったのだが、そろそろ行かないと本当に遅刻になってしまうので学校に向かうことにした。
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