ワシが手拭いしてる理由。

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沙樹は『にゃはは』と笑いながら指定したモノを箱に詰める。 沙「本当、最中好きだねぇ。1500円。」 呉「まぁ、両親が好きやし影響かな~…。ほい。」 沙樹に言われたとおり1500円を置き、最中の入った箱を持ち店を出る。 オカン達喜んでくれるやろか? 不意にそんな事を思い、家族の喜んでいる姿を想像しにやける。 アカン、ワシ今変態やww 家が近くになるにつれ、何かが燃えてる匂いがキツくなる。 焚き火……ではないだろう。 胸にざわつきを覚え走る。 走って走って走って走って………息をするのも忘れるぐらい必死に走り家につく。 家の周りには人盛りができていた。 人盛りの中の1人…町長が此方に向かってきた。 町「呉くん!大変なんじゃ!!お主たちの家が…!!!!」 そういって指差す方向はワシの家。 ここからじゃ確認しずらいが、明らかに燃えている事がわかる黒煙が上がっていた。 呉「………!!!」 町「呉くん!!待つんじゃ…!!呉くん!!!!」
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