1.突然の再会?

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教室内の雰囲気は、比較的落ち着いてカメラや撮る時に使う道具や機材がたくさん置いてあった。 見た事がないものだったから、俺は凄く興奮した。 「それじゃあ、先ずは自己紹介からしよっか」 「ちょっと待ってよ、燿ちゃん。まだノブも裕哉も来てないじゃんか」 もしかして、裕哉さんって千葉さん? その時勢いよく扉が開いた。 「遅れてすまない」 「ちょっと高津さん…勢いあり過ぎですって…あ、瀬名!!写真部に見学に来たの?」 そこには、険しい顔をした怖そうな人と千葉さんがいた。 「はい。写真が好きだから写真部に入部しようと思いまして」 「何々?裕哉、この子と知り合いなの?」 「知り合いと云うか、高校の後輩なんです!瀬名の写真センスは抜群なんッスよ!」 みんなが一斉に俺へと視線を向けている。 「初めまして、芸術学部写真学科一年の瀬名透と云います。高校三年間、写真部で活動してました。宜しくお願いします」 挨拶は基本中の基本。俺は軽く自己紹介した。
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