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放課後、部活に行くため教室を出る。
「颯太~、もっと推さなきゃ美咲ちゃんが入ってくれないだろ?」
京介は口を尖らせながら、俺を横目で見る。
「決めるのは七瀬だろ。いくら入らせたいからって無理矢理はだめだよ」
「別に無理矢理のつもりはないけど………でも、まあ……颯太の言う通りか。
だけどさ、すぐにでも誰かマネージャー入ってくれないとヤバイんじゃない?」
今、サッカー部にマネージャーがいないことで、普通ならマネージャーがやる仕事を俺ら一年がやっている。
もともと三年生にマネージャーがいたが、三年生部員と共に引退していった。
だから、なるべく早く新しいマネージャーを見つけないと俺達のサッカーの練習が疎かになってしまう。
"京介が七瀬にマネージャーやってほしいって"
俺がそう言ったのは本心なんだろうか。
「しょうがない。そん時はそん時で」
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