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翌日、学校に着き教室に行こうとすると私の名前を呼ばれた。
「七瀬美咲ちゃん」
声のする方へ振り向くと、そこには2人の男子生徒がいた。
「は……はい」
「あのね、美咲ちゃんを勧誘に来たんだけど」
私は話が掴めずにその人たちの事を見る。
私に話しかけてきた人は、明るそうな感じで、
その一歩後ろにいる人は、第一印象が無愛想で。
「え~っと、……勧誘ですか?」
「うん!!突然なんだけど、サッカー部のマネージャーやらない?
あ、俺、中谷京介。で、こいつは戸崎颯太。サッカー部一年、因みに俺ら四組」
戸崎くん……
何故か彼の名前が頭に残る。
四組って事は、私が二組だから隣の隣の教室。
って、………私が
サッカー部のマネージャー
………何で?
「ふっ(笑)何で?って顔だね。まあ、とりあえずやってみようよ~!!」
「で、でも私、サッカーわからないですし……」
「良いじゃん、これから覚えれば!!ね?」
そう言うと中谷くんは私の手をぎゅっと両手で握る。
「で、でも―――」
「京介、」
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