第12羽;パーティー 2

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『なに?楓くん』 「鏡花が、いないなら話しない」 楓は、若干怒っているようにも感じられた。 『・・・だってさ、麗子』 麗子は、悔しそうな顔をした。 でも、それは一瞬のことで すぐに、笑みを浮かべた。 「わかったわ。 ・・・でも、その彼は席はずして下さらない?」 麗子のそんな嫌味ぽい言い方に、仁は眉間にシワを寄せた。 仁と麗子の2人の間には、嫌な空気が流れた。 それを止めたのは 「仁、こんなとこで何をしてるんですか?」 意外にも、彰だった。
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