第0章 夜の図書室

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刀刃の身体は、琴葉が治療してくれたおかげで生命の危機は、去った。 「琴葉…ありがとう…な…」 刀刃は、言う。 「兄さん…良かった…」 琴葉の眼から涙が零れ落ちる。 「琴葉泣くなよ…」 刀刃は、言う。 「だって兄さん…意識失ってたんだよ…」 琴葉は、涙を出しながら言う。 「だから…頭がぼーっと…してる訳か…」 刀刃は、ふらふらしながら言う。 「兄さん…大丈夫…」 琴葉は、言う。 「琴葉…大丈夫だ…」 刀刃は、言う。 「本当…」 琴葉は、刀刃を見ながら聞く。 「あぁ…大丈夫だ…」 刀刃は、問い返す。 「それにしても学生寮広いよな…」 刀刃は、言う。 「兄さん…そうですね…」 琴葉は、問い返す。 今の所学生寮には、刀刃と琴葉しか居ない。 「琴葉、もう寝るな…」 刀刃は、そう言うと眠り始める。 「じゃあ私は、隣の部屋で寝ますね…兄さん…」 琴葉は、刀刃の部屋を出て隣の部屋のベッドへ行き眠る。 朝 「ふぁ~…」 刀刃は、起きて欠伸をする。 「さて…朝ご飯でも作るか…」 刀刃は、着替えて自分の部屋を出て学生寮のキッチンへ向かう。 「それにしてもあの狼何だったんだ…」 刀刃は、料理をしながら独り言を言う。 「取り合いず…料理を作るか…」 刀刃は、そう言うとキッチンの戸棚からフライパンを出し料理をし始める。
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