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オッス俺田中倖(たなかゆき)。
不良率が高いと言われている黒島高校の一年生でやんす!!
しかし俺は残念ながら喧嘩もできないただの雑魚、モブポジションにあたる。
特徴は何も無い。ただ背がチビだってことと、寝癖が酷いことくらいだ。
そんなどこにでもいるパンピーな俺だが、一つだけ変わった趣味がある。
それは…
「…でさぁ～、聞いてくれよ…」
俺は道行く人の会話に耳を澄ませた。
「鈴木と約束してたのに、鈴木がお前と組んだこと根に持っててさぁ～…」
「ばっかだなぁ。鈴木は嫉妬深いから気を付けろよ。」
『鈴木』
『組む』
『根に持つ』
『嫉妬深い』
そのワードだけ拾い上げ、瞬時に頭の中で構成が決まっていく。
鈴木ィィィィ！！
スゥゥズゥゥキィィィィ！！
お前の知らないところで腐ラグが進展しちまってんぞー!!!!
俺は鈴木を応援するぜ！！となると、夜のにゃんにゃんにゃんペケペケペケ３Ｐ！？
ブバァァァァァ!!美味しいいいいいい!!!
いや、まてよ！？男子に対して嫉妬深いって表現おかしくない！？
ガチか！ガチなのか！！
「鈴木ィィェァァァ!!!もっとkwsk教えろぉぉぉ!!!」
会ったことが無い鈴木に向かって叫ぶ。
そう、俺は通常の人なら何とも思わない日常的な出来事やモノを、すぐにBLに変換して妄想してしまう
腐男子なのだ!!!
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