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仕事が終わり
りょん達と夕食を食べながら今日あった事を話しました
｢まったく…呆れた所長殿ね…
ヒッキーもズバっと言ってやったらいいのよ!｣
｢う～ん そうなんだよね…
私は我慢できるケド…若い美紀ちゃんが可哀相で…｣
｢あの会社を紹介してくれたMCLOに直談判したらどぉ？｣
｢それは…出来れば避けたいんだ…
せっかく紹介してもらったし
ましてやセクハラしてる人は…
MCLOから私を引き受けてくれた社長の息子さんだし…｣
｢ヒッキーは律儀過ぎるよ!
社長の息子なら、なおさら
『アンタんとこのドラ息子にセクハラされて困ってますっ!』
って言ってやった方がいいよ
これは女性の人権的な問題だよ!｣
｢うん…
じゃあ 今よりさらにエスカレートしたら考える…｣
｢ダメッ!
そんな先送りの考えじゃ いつまでたっても言えなくなるよ!｣
｢うん…｣
｢あ、ヒッキーもしかして 元『男』だからって遠慮してるんじゃない？
だとしたら間違ってるよ!
あなたは身も心も『女』なんだからね!
今受けてる事は 戸籍上でも立派な犯罪行為なんだよ!
ヒッキーが言えないならアタシが言ってやってもいいよ!｣
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