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「きゃあ!!!間に合わないっ!」
朝 あわてふためく私の姿がそこにありました
見事に お寝坊してしまい 丁寧な準備なんて どこへやら…
着の身着のままに
一緒に寝坊したりょんに声をかける
「行ってきまぁっす!」
「ヒッキー ファイト一発!
Lost virgin!!」
「きゃあっ!! りょん! 行きがけに恥ずかしい事言わないでっ!」
「頑張ってね~」
エレベーターのボタンを押したけど…
「えぇっ!一階から来るの?遅すぎるっ!」
今は一分一秒も待つのがもどかしい…
回りを見回すと ふと非常階段が目に入った
「うん! 階段の方が早い!」
迷わず階段から降りる事にした
この選択肢が
今後の私の生活を大きく変える事になるなんて
この時の私には思いもつきませんでした
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