不良読書家の恋

2/12
前へ
/12ページ
次へ
出会ったのは高校の図書室。 そこは俺には入りにくい場所だった。 なぜなら、図書室にいるのは真面目そうな、大人しそうな人ばかり。 俺はといえば、ばっちり金髪に染めてワイシャツの下にはTシャツで耳に何個かピアスも開けて・・・明らかにマンガしか読まないだろ!という外見。 自分でもわかってる。 でも世間一般的な不良だって小説を読むんだ。 俺が好んで読むのは純小説。 しかも、どちらかというと子ども向けの。 借りる時は図書係の顔が見れないんだよ恥ずかしいから。 悪いかコノヤロー。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加