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「…それで、だいぶ慣れたか?」
ぶっ倒れ大の字に、大きく息を吐いたり吸ったりするアズマを見下ろしながら聞くメテオ。
「うーーん…ポッケ村はココット村と違って大自然だからなぁ~」
まだ分からねぇや、とゴロゴロ草むらを転がりながら答える。
それを見たメテオは、はぁとため息を吐くと
ザシュ…ー!!
ぱらぱらと虫の羽や亡骸が地面に落ちる。
カチッと背中にかけてある鞘に、地面につきそうなほどの細く長い剣を納める。
「ランゴスター…か」
「うひょー!!虫がいっぱいいるじゃねぇか♪」
ガバッと起き上がり虫網で虫を捕獲し始める。
「…はいはい、もう時間だ。帰るぞアズマ」
アズマの襟元を掴むとズルズルと引きずり歩き出す。
「ぐえっメテオ苦し…、あっ!!薬草沢山あるぞ♪あぁ!!空に気球浮いてる」
引きずられながらあっちこっち指をさしては興味津々に騒ぎたてる。
「あとでゆっくり教えてやるから今は帰るぞ(呆」
「ふぇ~い……」
引きずられながらそのままクエスト達成し、キャンプを抜けポッケ村へと帰る二人を他のハンターは目を丸くし見守るのであった…。
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