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これはアズマがメテオと出会ってポッケ村の生活に慣れ始めた頃の話…
「うおぉぉぉぉっ!!きたきたぁ~!!雪山!」
気分は上機嫌に、初めての雪山フィールドをザクザクと歩いていた。
「やっぱ雪山は寒みぃー…」
口からは白い息がモウモウと立ち上る。寒い過酷なフィールドだ。
上を見上げれば大きな白い山がドーン。周りを見回せば大自然がドーン。
「おっ!あそこになんかいる!」
厚く茶色の毛皮をきた大きな角を生やしたモンスター、ガウシカである。
ほんの下級のモンスターなのだが。
「よっしゃ狩ったりぃー♪」
骨素材のハンマーを素早く取り出すと
ガン!!
ガウシカに叩き付けた。
が、ダメージが浅かったらしくガウシカは頭を前に倒しながら他のガウシカに突進して行き仲間を攻撃した。
すると攻撃されて怒ったガウシカが次々とハンター目掛けて突進してくるではないか。
「えっ、ちょっ!?いて!痛いから!!」
逃げ方が解らないアズマはウロウロとするばかり。
[ハンターは力尽きた…]
「何やってんだよお前は…(呆」
「……う~ん…」
グッタリと倒れこむアズマをよそに呆れたように立ち尽くすメテオ。
「よっしゃあぁぁっ!リベンジだぁっ!!」
勢いよく立ち上がると気合いのスイッチが入ったように叫ぶ。
「まぁ、慣れが肝心だからな」
そもそもお前がポッケ村に慣れるように連れて来たからな…、と言う前にアズマは猛スピードでガウシカに突進して行ってしまった。
うおぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁっ!!
と大きな声をあげながらハンマーブンブンと振り回すアズマを呆れた様子で見守るメテオであった…
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